昨年(2016年)から、遠距離の旅行の際には、GPSロガーを持って歩くことにしています。
旅の記憶や思い出は写真でも残しますが、GPSロガーがあれば地図の座標も残せます。
GPSロガーとは
移動した経路のGPSデータを定期的に収集してくれる機器のことです。
電源をONして放っておけば、定期的にGPS座標を取得します。
機器にもよりますが、一般に1秒~1時間間隔で取得する設定が可能です。
用途は、ジョギングやサイクリング、ドライビング時の記録、浮気調査、秘密の尾行・・・など使い道は色々ですが、私の一般的な用途は旅行しているときの座標取得です。
i-GotU
GPSロガーは多数のメーカーから販売されており、価格は2,000~20,000円位まで幅広いラインアップがあります。
その中でベストセラーとして、世界中の旅人から人気が高いのがi-GotUです。
i-GotU
i-GotUは、Mobile action technology社製のGPSロガーであり、以下のような特徴があります。
- 軽量な本体
- シンプルな操作性
- 長いバッテリー保持期間
- マップアプリとの連動機能
- 生活防水(IPX6)
i-GotUは、大容量版のGT-620、軽量版のGT-120などがあり、私が所有しているのは軽量版のGT-120です。
GT-120のSpecは以下の通り。
GT-120は軽量版です。重量わずか、20g。駆動時間は10時間程度。鞄の中に入れても気にならない位。
GT-120の場合、水色のソフトケースも付属しており、このケースも気に入りました。
i-GotU用ソフトウェア
i-GotUはGPSデータをPCで管理します。
PCとの接続ソフトは、以下のサイトからダウンロード可能です。
以下のページのdownloadを選択すると、
ダウンロード
英語のページにリンクします。
このページ上の@trip PCと GPS Travel & Sports Loggerをダウンロードします。
Downdolad(英語)
この専用ソフト上から、時計の設定やロギング間隔の設定が可能です。(PCとi-GotUはUSB接続)
GT-120使い方
真ん中のボタンを押すだけです。
こんな感じに定期的にLEDが光り始めます。
マップアプリとの連動
測定したGPSデータは専用アプリ経由で読み出し可能です。
読みだしたデータはgpx形式で読み出せるので、googleマップとの連携も可能です。
以下は私が現地のグランドキャニオンツアーに参加した際のロギングです。
しっかりラスベガス→グランドキャニオンの旅程が全て確認できます。(このツアーはグレイラインのツアーです)
実際に通過した時間も含め、地図上で確認できます。
キングマンという町のコンビニを立ち寄ったのも、しっかりロギングされています。
他にも途中立ち寄ったお土産屋、グランドキャニオンの風景スポットなども詳細に記録することができました。
使えない場所もある
使い方簡単なGPSロガーですが弱点もあります。当然ですが、GPSが届かないところでは使えません。
例えば、以下のように旅行の過程で国際便の部分はまったく記録できなかったりしました。
- ロギングOK:羽田⇒関空
- ロギングNG:関西国際空港⇒ロサンゼルス空港
飛行機の窓際の席を予約し、窓枠にGPSロガーを置けばロギングできるという記事を見たことがありますが、飛行機に乗るたびに窓際の席が取れるわけもありません。
(そもそも国際線の窓際はトイレに不便なので避けたい・・・。)
飛行機内については割り切って諦めましょう。
定期的なデータ吸出しが必要
GPSロガーには、記録できる上限ポイントがあります。
例えばiGotU GT-120の場合、64,000ポイントまでの記録となります。
記録する時間間隔を1秒とすると、17時間までしか記録できません。
長期間の旅行をする為には、記録上限に達する前にPCへGPSログをコピーする必要があります。
例えば私が旅行した際は、1日毎にPCへのデータの吸出しを実施しました。
このPCを旅行に持って行かなければいけないという点で難点です。
多く地点の記録が必要な場合は、記録上限数が大きいGPSロガーが必要になります。
まとめ
旅行の記録をGPSデータで残すと、旅の思い出がより正確に思い出せます。
Googleマップに読み込ませれば、自分が旅行した経路確認できますし、以下のようにストリートビューで現地の風景まで見ることができます。
このような画像を見ながら、家族や友人と「ここ行ってきんだよね~」とか旅行の余韻に浸るのもとても楽しいと思います。
旅行は、旅行前の準備も楽しいですし、旅行中も楽しいです。
でも、どうせなら旅行後の楽しみとして、GPSロガーで旅行の記録を残すのも面白いと思います。