海外旅行に行く場合、当然ですが現地の法律に従う必要があります。
そこでは日本の法律は通用せず、私たちの常識とは異なる内容もしばしばあります。
私はアメリカ旅行にしか興味がないので、アメリカのほうい
どんな法律があるのか?
例えば、アメリカの一般的な州法では子供に対しての保護を手厚くしており、
- 12歳以下の子供を1人にしてはいけない。(留守番、車内待ち等)
- チャイルドシート着用の義務(バス、列車を除く)
- 虐待の禁止(家庭内暴力)
などいう内容が各州の児童法(child welfare laws)見つかります。
一見、当たり前じゃないと思うところもあるのですが、これらを家族旅行に当てはめると、以下のように行動が制限されることになります。
12歳以下の子供を1人にしてはいけない。
子供が迷子になったら、保護されるのは当たり前です。
しかし、ちょっと子供向けの遊び場に1人で行った場合でも、親がいなければ警察に保護されてしまいます。
例えば、
- 子供と別々のショップに行く
- 子供だけでホテル内のプールに遊びに行く
- 寝ている子供を部屋に残してカジノ/バーに行く
などは全てNGになります。
誘拐等の犯罪防止の意味もありますが、だいぶ行動が制約されます。
チャイルドシート着用の義務
タクシーやレンタカー、ライドシェア(UberやLyft)にも適用されます。
空港のタクシー乗り場で乗車拒否される可能性もあるそうです。
では日本からチャイルドシートを持ち込めばよいというものでもありません。
安全基準とサイズが問題になるためです。
アメリカでチャイルドシートを使う為には、欧米の安全基準ECE/R44をクリアする必要がありますが、日本製は非対応品も多いです。
(最近の日本のチャイルドシートは対応しているものも多いですが)
現地の空港で借りるという手もありますが、かさばる荷物になることは間違いありません。
虐待の禁止(家庭内暴力)
家族旅行に行くくらい仲の良い家族の子供が虐待されている・・・なんてことはないと思います。
しかしながら、虐待の定義も国で異なります。
例えば、レンタカーを借りて子供と一緒に車に乗り、その際にタバコを吸っていたら、虐待で法律違反になります。
喫煙は、欧米では顕著に制限されており、ホテル全館禁煙などは当たり前です。
日本でも厳格化してきており、喫煙者が自由にタバコを吸えるスペースは減っています。
そんな中、車の中ならようやく一服できるとと思いきや、警察に止められてしまうことになってしまいます。
まとめ
これらは誘拐等の犯罪防止と共に、保護者による虐待問題などを抱えたアメリカの深刻な状況を反映したものです。
一概に私たちの常識を持って、現地に行くと痛い目にあってしまうので要注意かと思います。
これらは私が2016年に家族旅行に行く前に確認した内容であり、これが全てでもありません。
他の国々では、さらに法律は異なるでしょうし、さらなる厳格化が図られるかもしれません。その為、各省庁のサイト、旅行まとめサイト、旅行会社への問い合わせなど、旅行毎に事前の情報収集は必須化と思います。
また、厳密に法律を調べていっても、意外とみんな違反してます。
例えば上記のチャイルドシートなぞ、カルフォルニアとネバダでは誰も気にしてませんでした。しかし、ルール違反したままの旅行に耐えられるかは皆さん次第です。