本記事では、キックスターターの登録手順を記載します。
スマホ上からの登録手順ですが、PC上やキックスターターアプリからでも同様の手順で登録できます。
キックスターターとは
ウェブサイトにおいてクリエイティブなプロジェクトに向けてクラウドファンディングによる資金調達を行うサイトです。
チャリティ要素の高い活動、新規性の高いデザイン器具、ファッション、電子機器などたくさんのプロジェクトがあります。
2017年7月現在、日本から製品を開発するプロジェクトを作成することはできません。
しかし、製品への出資及び製品の受取を行う出資者になることは可能です。
つまり、現在でも日本から製品を購入することができるということです。
アカウント作成
まず、キックスターター ウェブサイトに移動し、右上の”Sign up“を選択。
Sign up(アカウント情報登録画面)が表示する。
以下を入力し、Create account(アカウント 作成)をクリック。
- Name
名前を英文字で入力。
ハンドルネームに近い扱いなので、本名でなくてよい。
(本名を書くと、コメント書く毎に名前晒されます) - Email
メールアドレスを入力 - Re-enter Email
メールアドレスを再度入力(確認用) - Password
設定するパスワードを入力 - Re-enter Password
設定するパスワードを入力(確認用) - Receive our weekly…
Kickstarterのニュースレターを受信するかどうかの選択。不要な場合はチェックを外す。
アカウント作成後、ページトップの”Log in”からログインできるようになる。
支払い登録
キックスターターにログインし、右上の青い丸をクリックする。
プルダウンメニューが表示されるので、Accountを選択。
Settingタブメニューが表示されるので、右側のPayment methods(支払方法)を選択。
Manage Payment Options(支払方法管理)が表示されるので、“Add a new card”を選択。
クレジットカードの入力画面が表示する。
この画面で以下のクレジットカード情報を入力。
- Card number
カード番号を入力 - Name
クレジットカード名義の名前を英字で入力。 - Expiration
クレジットカードの有効期限を入力 - Security code
クレジットカードに記載されているセキュリティコードを入力。
通常カード裏面の3桁の数字。アメックスなどは表面の4桁の数字。
Submit(承認)を選択して、問題が発生しなければ登録終了。
登録するクレジットカードはプリペイドカードやデビッドカードでもOK。
ただし、請求される通貨が円ではないケースが多いので、プリペイドカードであればドルチャージ等が必要な場合があるようです。
その為、トラブルを避けたいのであれば、通常のクレジットカードを登録しておき、通貨問題を避けた方が無難です。
また両替手数料を節約するのであれば、海外対応プリペイドカードであるマネパカードやキャッシュパスポートなどを登録し、支払い毎に必要な分の通貨だけをチャージする方法も可能です。
ここまでの設定すれば、キックスターターの出資まで問題なく使えるようになります。
プロジェクト通知設定
キックスターターからお勧めのプロジェクト情報を受信するかどうかの設定を変更することができます。
アップデート情報の連絡が気にならなければ、基本的に何も変更しなくてもOKです。
Settingタブメニューから、右側のNotifications(通知)を選択。
Subscribe to all(全て購読する)を押すと、全てのニュースレター受信するようになります。
Account Notificationから、アカウント個別の設定も可能です。
Projects you’ve backed(支援しているプロジェクト)
- Project updates
参加プロジェクトにアップデートがあると連絡が届きます。
スマホマークはアプリ上に連絡が届くことを示し、手紙マークは登録メールアドレスにメールが届くことを示します。
Following(フォロー関係)
- Someone you follow …
フォローしている開発者がプロジェクトを支援または開始した場合に通知 - Someone has followed …
だれかがあなたをフォローした場合に通知
Campus
- A new answer…
フォローした質問への回答が投稿された場合に連絡 - A daily digest of…
デイリーダイジェストやあなたの投稿への同意を通知
さらに下方にスクロールすると開発者向けの設定もあります。
Project you’ve launched
- あなたがローンチ(始めた)プロジェクトの通知設定。
開発者向けの設定ですので、何もしなくてOK。
Tips for creators
- プロジェクトを進めるためのアドバイスやガイダンス。
開発者向けの設定ですので、何もしなくてOK。
プロフィール設定
キックスターター上で公開されるプロフィール情報の管理です。
基本的に何も入力しなくてもOKです。
Settingタブメニューから、右側のProfile(通知)を選択。
- Name
ハンドル名。お好きに入力。 - Picture
投稿時に表示される写真の設定。
何もしなくてもOK。 - Biography
自己紹介したい人はここに書く。
英字300文字以内。何もしなくてもOK。
住所情報
各プロジェクトの品物送付の住所情報登録は、キックスターターとは別に行われます。
具体的には、各プロジェクト毎に以下のような方法で住所情報等をヒアリングされます。
- メール開発者から直接メールが届き、登録情報を返信or指定サーベイサイトで返答するよう指示される。
- 指定されたサーベイサイト上にて指定項目を入力する。
プロジェクトによってヒアリング内容は異なりますが、
- 住所
- 電話番号
- オプション(追加寄付によってのアクセサリ等)
- 品物のカラー
などを回答することになります。
- サーベイサイトは開発者が自由に選択しているようですが、代表的なものですと
などがあります。
アプリ
キックスターターアプリもあります。
慣れてくるとwebより使い勝手がよいかも知れません。
よいところ(個人的所感)
私がKickStarterを始めたきっかけは、2017年5月のJelly(超小型スマホ)からです。
Jelly (Unihertz社製超小型スマホ) – Step by step
その為、使い始めて日が浅いですが、実際に使ってみると、デジタルガジェット以外にもユニークな日用製品も目につきました。
例えば、以下のNakeFitのようなビーチサンダルもどきやBobbyのような旅行向けの多機能カバンは、市販品で見たことはありません。
他にも魅力的な商品が色々ありますし、今後出てくるのだと思います。
これらのユニークかつ機能的な品物が市販品に比べ安く入手できるキックスターターはとても魅力的なサイトです。
悪いところ(個人的所感)
一方で、画期的であるものの製品の製造クオリティや未納問題が発生した、3DプリンタThe Buccaneerのような失敗例もあります。
The Buccaneerは私がキックスターターを始める前のプロジェクトで詳細を知っているわけではありませんが、開発の遅延、製品の品質、未配達などの問題が発生し、バッカーからの告訴にまで発展しているそうです。
キックスターターはあくまで投資であり、開発者を100%信じて投資しても裏切られることはあるということです。
たとえ開発者が悪気がなくとも、計画に無理があれば破たんすることがあると思います。
このような破たんリスクを考慮すると、
- これまでにプロジェクト遂行の実績ない開発者
- 技術的に新規開発が必要なプロジェクト
を選ぶことはリスクが高いと言えると思います。
まとめ
キックスターター上でプロジェクトを検索すると、魅力的な品物のプロジェクトが多く見つかりますが、上記に記載したように失敗プロジェクトも発生しています。
また、開発遅延も日常茶飯事であるというWeb記事も見つかります。
“リスクを理解した上で、それでも欲しいと言える品物のプロジェクトに対して、支援する”
それが正しい姿であることをを念頭に入れ、キックスターターを活用するべきかと思います。