本ブログを起こすに当たって、旧ブログの昔の記事を整理しています。
一番最初の記事を確認してみると、2016年8月に実施したアメリカン航空ステータスマッチのやり取りであり、近年の私の英語学習のきっかけとなったものです。
この記事の内容が原因で1年間以上も英語学習を継続することになってしまいました。
そこで、私の英語学習に対する考え方と実際に実施した勉強法及びその効果についてまとめていきたいと思います。
今回は1回目の英語学習のきっかけから最初の実践までです。
目次
私の英語学習の始まり(モチベーション)
私が以前アメリカン航空とのやり取りした際に一番の課題となったのは、英語でした。
私は、稀に海外出張行く機会はあるのですが、外国人と顔を合わせれば英語をキチンと話せなくても問題になることはありませんでした。
おおよそ、
- ホテルや空港:旅行本に記載されている定型文を話す
- 仕事上のやり取り:業界用語の羅列と絵を描く
- 同行している英語屋さんにまかせる
- 取引先が日本人を気遣って、ゆっくり簡単な単語だけでしゃべってくれる
でなんとかなります。
しかし、アメリカン航空とのやり取りは電話に限られてしまい、身振り手振りが使えません。
音声の英会話のみでコミュニケーションしなければなりません。
本来ならここで尻込みして、アメリカン航空ステータスマッチを断念するところなのでした。
しかし、2016年の年末年始に計画していた家族での海外旅行のこともあり、一大決起して英語学習することになりました。
学習方法の検討
英語学習方法や教材は、古来より世間にあふれています。
私が検討したものの内、代表的なものは以下の4つです。
DUO3.0(書籍)
有名な書籍です。重要単語を含んだ例文が200文章程度あり、それを音声で覚えるものです。
書籍やCD版、ミニ版などありますが2,000~3,000円程度ととても安価です。
しかし、会話をするわけではないので、英会話を実現するまでには至りません。あくまで例文を覚えるためのものです。
瞬間英作文(書籍)
こちらも有名な書籍です。日本語を考えたらすぐに英語に置き換えて作文するという問題がたくさん記載されています。
いくつか種類はありますが、だいたい1,000円前後とこれまたとても安価ですが、会話をするわけではないので、英会話を実現するまでには至りません。あくまで例文を覚えるためのものです。
英会話教室(駅前留学)
NOVA、ベルリッツ、AEONなどたくさんの英会話教室があります。
メリットは、ネイティブの先生たちと直接会話をすることになり、会話力はつきます。
デメリットは、入会費や月会費が数万単位でかかり、週1~2回程度のレッスンしか受けれないことです。
ふつうはクラス受講するので、他の勉強者と一緒に学習できます。しかし、その分一人当たりの先生の指導時間は減ってしまいます。
とはいえ、マンツーマンにすると数倍の値段になってしまうので現実的ではありません。
良いところは、先生がある程度日本語を理解していることが多いことです。
初心者も安心してまったり勉強できます。
英会話教室(オンライン)
近年盛り上がってきたSkypeを使ったオンライン形式の英会話教室です。
DMM、レアジョブが2大オンライン英会話のようです。
メリットはとても安価であり、毎日30分コースでも月会費6,000円程度です。
それも先生とのマンツーマンでみっちり学習することができます。
デメリットはオンライン英会話の先生はネイティブでないことです。
(正確にはDMMなどで高価なネイティブとのオンライン英会話もあります。)
先生は、フィリピン、セルビア、スロベニア等など英語が使われている途上国からの接続になります。
またほとんどの先生は日本語は話せません・・・。
これが最大の難関です。
オンライン英会話(トライアル編)
本当は駅前留学の英会話教室で習いたかったのですが、月に何万も捻出するのは経済的に難しいです。
また私は、
やさしく教えてもらうよりは、厳しい目にあった方がためになる
死ぬほど痛い目にあっておけば、今後が楽!
というスタンスのめんどくさい人間でもあるので、分厚いサポートが望めないオンライン英会話を試すことにしました。
大手のオンライン英会話は初回数回分の無料体験があるので、まずそこで感触を得てから、よいところを探す作戦です。
大手を探して、DMM⇒レアジョブ⇒QQEnglishの順に無料レッスンを受けてみました。
DMM英会話
業界最大手のオンライン英会話です。
24時間予約可能であり、ネイティブを含むと88ヵ国の6,000名の先生が在籍しています。
私が体験レッスンを受けた際は2回分のレッスン無料がついていました。
DMM英会話に入会し、先生を検索し、自分の時間に合わせて予約します。
- 1回目のレッスン
セルビアの先生でした。
何とかSkypeをセットアップし、接続すると自宅らしきところにいる外国人の方がいます。
ハロー、ホニャララ・・・ ワッツユアネーム?
みたいなことを言われて、レッスン開始です。
が、いきなり早口の英語でホニャララ言われます・・・。
何言ってるか分からなくて、パニックになりましたが、何度かゆっくり話してもらったところ、
プリーズ(Please)
イントロデゥース(Introduce)
ユアセルフ(yourself)
という単語が聞き取れました。
どうも自己紹介してほしいらしく、というのが分かりました。
名前と歳を伝えて、マゴマゴしていると、
趣味はなによ?何が好きなの?
みたいなことを言われました。(たぶん)
頭が上がっているうちにレッスン終了。
まったくに何やってたのか分かりません。
- レッスン2回目
2回目はコートジボアールの先生でした。
前回の教訓から、自己紹介文を用意して待ちかまえると、案の定自己紹介を求められました。
不思議なもので、2回目のレッスンになると前回のようにパニックになりません。
冷静に分からんことは分からんといった心境です。自己紹介が終わると、DMMのテキストのアドレスがSkypeで送られてきます。
申し込んだのはビジネス向けのレッスンでした。このテキストを交互に読むよみたいなことを(たぶん)言われてました。テキスト自体は読むと、ほとんど中学生で習う位のレベルでとても簡単な内容です。
しかし、リアルタイムにその内容で会話すると途端に頭がついていかず。四苦八苦するうちにレッスンは終了しました。
レアジョブ英会話
レアジョブもDMMに続く業界大手のオンライン英会話です。
教師は全てフィリピン人で4,000名が在籍しています。
フィリピンは昔アメリカの植民地だった名残で、ほとんどのフィリピン人は英語を理解できるそうです。
またフィリピンの人件費は日本の10分の1以下であるので、フィリピンにはオンライン英会話が競って進出しているようです。
ここも2回分の無料レッスンを受けることができました。
- レッスン1回目
フィリピン人の先生です。背景が汚かったのは自宅からの接続のせいでしょう。
レッスンはじめの自己紹介はDMMの体験で用意したもので対応、すぐにレベルチェックを始めます。
質問をするから、答えろみたいな内容です。
何が好き?その理由は?
みたいな問答のレベルチェック終わると総評です。
何か褒めてくれるような注意されているようなことを言われて終了。
結果はレベル3のビギナーらしいです。
- レッスン2回目
実際にテキストを使ってレッスンを受けましたが、あまり良い印象は残りませんでした。
回線も安定しないし、言葉も早く、あまりよい印象は実施しませんでした。
意思の疎通ができず、何か怒ってたみたいにも感じました。
QQEnglish
DMMやレアジョブと比べると知名度は落ちますが、準大手のオンライン英会話です。
教師は全てフィリピン人で約700人程度です。
このオンライン英会話の特色は、
実際にフィリピンに校舎を持っている
カランメソッドという独自メソッドがある
オフライン学習(フィリピン留学)
などがあります。
他のオンライン英会話と同様に2回の無料レッスンを受けました。
- 1回目のレッスン
レベルチェックでした。
レアジョブと同様のフィリピン人の先生です。でも背景が少し小綺麗です。
QQEnglishは自前の校舎を持っているので、そこからの接続らしいです。流れは他の英会話と同様に、自己紹介⇒レベルチェック⇒総評です。
何度も流れを味わっているので、すんなり終了。総評は、英語力の低い私向けにゆっくり話してくれました。
結果はやはりBeginnerでした。ここまでに数回のオンライン英会話を体験したせいか、落ち着いて話すことができました。
しかし、全て英語で話されるので、分からないことはたくさんです。 - 2回目のレッスン
ビジネスイングリッシュを選択しました。QQEnglishのビジネスレッスンの流れは、
– ビジネスシーンの慣用句を習う
– 会話のロールプレイ(テキストの文章を読む)
– ロールプレイ内容についてアドリブで質疑
という流れです。結構厳しいのですが、先生が簡単な英語をゆっくり話してくれたりした為、疲労したながらも何とかこなすことができました。
各オンライン英会話の比較(私の視点)
DMMで2回、レアジョブで1回、QQEnglishで2回の無料レッスンを受けた私の感想は以下の通りです。
名前 | DMM | レアジョブ | QQEnglish |
---|---|---|---|
先生の質 | 〇 | △ | ◎ |
テキスト | 〇 | 〇 | 〇 |
回線安定度 | △ | 〇 | ◎ |
毎日コース の価格 |
◎ 5,500円 |
〇 5,800円 |
○ 5,700円 |
DMMの先生は、愛想はよいのですが友達みたいに感じました。
専業というより、バイトっぽい感じです。回線は海外の遠くの国とつないでいるせいか不安定に感じました。
レアジョブの先生は、生活がかかっている感が感じられましたが、説明に粗を感じました。回線も安定しないことがあり、ちょっと気になりました。
QQEnglishの先生の対応は、愛想がよいし、ときに厳しく丁寧に教えてくれたように感じました。回線も安定していたのと、背景が教室っぽいので集中できました。
私は、まずはQQEnglishで始めてみて、慣れてみたら他のオンライン英会話に移る計画としました。
※ どのオンライン英会話でも、先生の質にバラツキがあります。
私がたまたま、レアジョブでハズレを引いただけで、質のよいレッスンをする先生も多くいるそうです。(何人かの友人はレアジョブを続けています)