キックスターターにてフィリッポ・ロレッティの新しいプロジェクトが開始されました。
目次
フィリッポ・ロレッティとは
フィリッポ・ロレッティはイタリアの時計メーカーです。
フィリッポ・ロレッティは
ラグジュアリーな体験を再定義し、高品質が必ずしも高級品であることではないことを証明する
をミッションとしているそうです。
要は、
お値段を抑えて、高品質な時計を提供しますよ。
ということかと思います。
原文は以下の通り。
Google翻訳に張り付けるだけでも、開発者の意思が伝わってきます。
Filippo Loreti is on a mission to revolutionize the luxury shopping experience and prove that luxury quality doesn’t have to be expensive.
- We make products you love by listening to you and engaging you in our production process.
- We give you unprecedented access to luxury by cutting out middle-men.
- We provide you with an unforgettable and lasting luxury experience.
これまでにキックスターター上では、
- 2015年に926,960ユーロ(約1億2200万円)
- 2016年に4,809,548ユーロ(約6億3500万円)
を集めた人気プロジェクトです。
いずれも当時の最高額記録のようです。
今回のプロジェクトでも既に898,231ユーロ(約1億2000円)の出資が集まっています。
これまでの評判も上々で、
フォーブスでは”1000ドルの価値を200ドルで・・・“とか
ハフィントンポストでは、”信じられない値段の例外的な高級時計!”とか
ビジネスインサイトでは”昔からの高い値段じゃなく、良い時計ほしいなら・・・”
等々著名なビジネスサイトでの評判も上々です。
フォーブスなんてややエグゼクティブ向け雑誌なのに。
デザイン・組み立て
熟練した時計職人による設計と組み立てによる高品質な時計を実現します。
以下のラフ画はたまらないです。
販売方式・コストの抑制
通常1,000ドルを超えるような高級時計の品質を”顧客との直接取引”によって約200ドルで実現するそうです。
つまり、配送業者、卸、小売店の無駄を省きます。
キックスターターの受注生産であれば、販促・営業・小売りの利益が必要ありません。
リワードの種類
3つのシリーズがあります。
ベニス
スタンダードなデザインです。
クオーツ品が149ユーロ(約20,000円)、自動巻きが349ユーロ(約46,000円)です。
クオーツが4カラー、自動巻きが2カラ―あります。
こちらがクオーツ品です。
こちらが自動巻きです。
ローマ
最もシンプルデザインです。
ベニスシリーズと同価格であり、クオーツ品が149ユーロ(約20,000円)、自動巻きが349ユーロ(約46,000円)です。
こちらが自動巻きです。
ルネッサンス
何とスマートウォッチです。
スマホからの通知、音楽再生、写真撮影ボタン、活動計(歩数、睡眠時間)など一通りの機能は実装されています。
価格は249ユーロ(約32,000円)です。
2カラ―あります。
スマートウォッチモジュールはスイス SOPROD社が開発中だそうです。
バッテリーは12か月持つそうです。
液晶画面などバッテリー消費の激しいパーツが存在しないためかと思います。
時計性能
クラシック(ベニス、ローマ)
主な仕様は以下になります。
- ステンレス製
- 50m防水性能
- サファイヤガラス
- 10年の性能保証
スマートウォッチ(ルネッサンス)
主な仕様はクラシックと変わりません
- ステンレス製
- 50m防水性能
- サファイヤガラス
- 10年の性能保証(組み立て)
- 2年の性能保証(スマートウォッチモジュール)
スマートウォッチ性能(ルネッサンス)
通知機能、電話コール、睡眠モニタ、タイムゾーン設定、歩数計等、基本的なものはだいたいついてます。
私の感想(動揺中)
あまりに魅惑的過ぎて、私も衝動的にポチしてしまいましたが、後で思い直しキャンセルしました。
非常によい製品だと思うのですが、私のライフスタイルでは時計は不要なのです。
それでも、まだなお欲しいと考えてしまうのは何でだろう・・・。
- 製品開発の姿勢や考え方に共感できた
- デザインが気に入っていた
- フィリッポ・ロレッティという、いかにもイタリアっぽいブランド名に惹かれている
などでしょうか。
こんな感情になるのは、近年あまりありませんでした。
とりあえず、もう一回出資申込だけして、期日までキャンセル可否考えるか・・・。
まとめ
まだプロジェクト開始したばかりですが、すでに多額の出資が確認されています。
これまで何度もキックスターターの出資記録を塗り替えてきたプロジェクトだけあります。
- 顧客をクラウドファンディングで集めて、その分だけ直接生産・販売する。
- 無駄を省くことでコストを抑えるけど、品質は妥協しない。
こんな考え方はとても共感が持てるものだと思います。
これまでのプロジェクトでも品物の評価は高く、是非お勧めしたいプロジェクトです。
また、一番安価な149ユーロの出資でもすでに残り少なくなってきています。(2017年10月22日現在)
是非欲しいと思った方はお早めに出資が必要でので、ご注意ください。
またリワードの到着は来年の4月を予定しているようです。
まぁ、手作りですから時間がかかるのでしょう。