私は海外旅行時や海外サイトでの買い物にマネパカードというプリペイドカードを使っています。
マネパカードはドルなどの外貨をチャージして使えるプリペイドカードであり、不正利用のリスク対策や両替費用の削減など多くのメリットを感じることができました。
本記事では、マネパカードの紹介とともにその特徴、そのメリット・デメリット、使い方についてまとめます。
目次
マネパカードとは
一言で言えば、マスターカードブランドのプリペイドカードです。
- マネーパートナーズが発行
FX業者である株式会社マネーパートナーズが発行する年会費無料のプリペイドカードです。 - プリペイド式クレジットカード
クレジットカードのように信用で借金して借りる仕組みではありません。
使う分の金額の通貨をチャージして使う仕組みです。 - マスターカードブランド
世界210カ国以上のMasterCard加盟店や海外ATMで使用することができます。
- 両替手数料が安い
このカードの両替手数料は激安です。 - 発行条件が緩やか
マネパカードの年齢制限は15歳以上と所有条件は緩やかです。
このため、学生や主婦でも簡単に所有できるプリペイドカードと言えます。 - 使いすぎることがない
プリペイド式のクレジットカードはチャージした金額以上は使えない仕組みですので、使い過ぎの心配はありません。 - 残った金額を円に戻せる
使い残した外貨を円貨に戻すことができます。(手数料無料) - 対応通貨
マネパカードは円、米ドル, ユーロ, 英ポンド, 豪ドル, 香港ドルの6種類の通貨を扱うことができます。(2017年10月21日現在)
マネパカードの仕組み
マネパカードを使う場合、事前に必要な通貨をチャージする必要があります。
日本円の買い物をする場合は円のチャージ、アメリカドルの買い物をする場合はドルのチャージが必要です。
しかし、私たち日本人は外貨を所有していませんので、アメリカドルのような外貨をチャージするには両替が必要です。
マネパカードでの両替
マネパカードへの外貨チャージの方法は2通りあります。
- カード口座に円貨を入金し両替し、マネパカードにチャージ(1ドル当たりの手数料1.0円)
- FX口座に円貨を入金して両替し、マネパカードにチャージ(1ドル当たりの手数料0.2円)
1の方法の場合、FX口座の開設は不要ですが、両替レートが悪化します。
その為、マネパカードは2の方法(FX口座からのチャージ)の使用が一般的です。
両替手数料はどれくらいは?
通常、
- 一般的な銀行や空港の両替商で1アメリカドル当たり、約2~3円
- クレジットカードの海外利用、外貨利用では1アメリカドル当たり約1.5~3円
の手数料がかかります。
しかし、マネパカードは1アメリカドル当たり0.2円です。
他の両替方法より数倍お得であることがわかります。
なぜ両替手数料が安いのか
FX業者は、銀行や両替商と比較すると桁違いの外貨を取り扱っています。
例えば、銀行の外貨調達はメガバンクでさえも年間数百億円です。
それに対し、マネーパートナーズFXの2016年度の年間取引量は44.89兆円です。
膨大なFX取引の潮流の中、ほんのわずかな金額を両替に回すため、両替手数料が安くなるという原理かと思います。
マネパカードのメリット
- 両替手数料の安さ
銀行や他クレジットカードが比較にならないくらい安いです。
例えば、1,000ドル(約11万円)の両替をする場合、銀行であれば約3,000円の手数料がかかりますが、マネパカードならば200円です。 - インターネット上の扱いやすさ
オンラインで通貨のチャージ/ペイバック/カード履歴確認/カード利用停止などをスマホの画面からできてしまいます。
万が一海外でカードの盗難にあっても、すぐにカード停止できます。
- 使い過ぎの抑制
使うぶんだけチャージしていけば、お金を使いすぎることはありません。 - 外貨の現金化
マネパカードに入金した外貨を現金化することも可能です。
例えば、空港窓口での外貨受取や海外ATMでの外貨引落などで現金化することができます。
マネパカードのデメリット
- チャージ処理に時間がかかる
マネパカードの利用には、”外貨の両替→外貨のチャージ”の作業を実施する必要があります。この外貨チャージがカード残高に反映されるまで、20分程度の処理時間がかかってしまいます。
チャージが済むまで、カードの利用を控える必要があります。 - 両替・チャージ時間の制限
マネパカードの利用は356日24時間、常時使用可能です。
しかし、マネパカードは土日のチャージができません。(正確には土曜の朝~月曜の朝まで)
ユーザは土曜の朝までに土日分に使う予定の金額をチャージしておく必要があります。
- 利用額の制限
チャージさえしておけば外貨のお買物では1回約80万円、1日約100万円、1ヶ月200万円までの金額が利用可能ですが、それ以上の金額を使うことはできません。
高額な買い物をする場合は別のクレジットカードor現金が必要です。 - 利用できない店舗・サービスの存在
基本的にマスターカードと同じ扱いで使用できますが、稀に使えないことがあります。
私の経験では、以下のサービスで使用することができませんでした。(2017/10/25調査)
-Lyft/Uberといったライドシェアサービス
-ラスベガスのTix4Tonight(格安チケット屋)
まとめ
海外でのクレジットカード利用や海外サイトでのクレジットカードでの購入に抵抗を覚える人も多いかと思います。そんなときにこのマネパカードはとても助かります。
私の場合、海外旅行時やキックスターターの決済に利用していますが、ほとんど困ったことはありません。なにより、事前にウェブ上で両替してから利用する為、カード利用請求時の両替レートを気にする必要もありません。
カード利用のリスクを抑え、お得な両替レートを実現するマネパカードをうまく利用して快適な海外旅行やショッピングを味わいたいところです。