UberやLyftなどのライドシェアは全てアプリ上で完結すると思いきや、電話回線に頼ったところもあります。
例えば、アメリカに行った際、”Wifiルーター + 機内モードのスマホ”でライドシェアを使おうとすると、ドライバーと連絡が取れなかったりします。
そこで今回は、Lyftを題材にユーザー(乗客)とドライバーがどう連絡を取り合うのかについて記載します。
目次
配車依頼
ユーザーはアプリ上で乗客地点、目的地情報などを入力します。
すると、ライドシェアシステムはアプリ上で入力された情報を元に最適なドライバー(乗客地点の近くにいる)を割り当てて、 ドライバーに配車通知を出します。
配車通知の受け入れ
ドライバーは配車通知を受け入れると、ユーザに配車が通知されます。
アプリ上にドライバーの氏名、現在地、配車予定時間などの連絡が届きます。
ドライバーからの連絡
ドライバーは乗客地点近辺まで車できますが、混雑している場所ではユーザーがなかなか見つからないこともあります。
その場合、ドライバーから連絡が届くことがあります。
よくあるケースでは、
どんな服装か何人組か、乗車地点のどの辺にいるのか
など聞かれることがあります。
しかし、ドライバーはユーザーの電話番号を知りませんので、Lyftアプリ上からコールします。 すると、Lyftアプリ上のコールは、ユーザの電話番号へ接続されますので、連絡を取り合うことになります。
このシステムによって、ユーザーの個人情報を知らせることなく、ドライバーからの連絡を受け取ることが可能です。
SMSも同様の仕組みです。
ドライバーへの連絡
なかなかドライバーが到着しない。またはドライバーが見つからないことがあります。
その場合、ユーザーからSMSや電話をかけることが可能です。
しかし、ユーザーはドライバーの電話番号を知りません。
その為、ユーザーもLyftアプリ上からコールして、ドライバーへ連絡を取ることになります。
このシステムによって、ユーザーの個人情報を知らせることなく、ドライバーへ連絡することが可能です。
配車の開始
無事ユーザーを乗車させることができると、ドライバーはLyftに対し、ユーザーのピックアップを通知します。
配車の終了
配車が終了した際もドライバーはLyftに関して、ユーザーの降車を連絡します。
降車が確定すると、自動的に支払が発生します。
評価・支払連絡
降車後、ユーザーはドライバーの評価情報をlyftに報告します。
報告した情報はドライバーへ通知されます。
これでユーザーとドライバーの一連のやり取りは終了です。
ライドシェアに必要な3つの通信
ライドシェアシステムを使う場合、以下の3つの通信を活用することになります。
上記に記載したユーザーとドライバーのやり取りを踏まえ、どのような影響があるかを以下に記載します。
インターネット回線(4G、3G等)
アプリとライドシェアシステムの通信に使いますので、必須です。
インターネット回線がないと、配車依頼すらできません。
GPS
お使いのスマホのGPSの精度が悪いと、ドライバーがユーザの場所が分からず、ある程度の連絡が必要になる可能性があります。
ドライバーへ 分かりやすくユーザ情報(服装、性別、人数等)を伝えるなど、円滑な乗車を図る必要があります。
電話回線
ドライバーからの連絡の着信(電話、SMS)に必要です。
最悪なくても何とかなりますが、ドライバーから連絡しても届いていないことを認識する必要があります。
その為、以下のような対策などを考える必要があるかと思います。
- ライドシェア乗り場で気合を入れてドライバーを探す。
(ドライバーが探すのに困る前にこちらから見つける) - ユーザーから連絡する
(ユーザーからの連絡はインターネット回線からの連絡で可能)
まとめ
海外旅行に日本で使っているスマホを持って行く場合、インターネット回線(4G LTE)や電話回線をオフにして持って行くことを考えてしまいがちです。
私も以前、日本国内の電話番号でUBERを設定したにも関わらず、サンノゼ空港にてWiFiルーター+電話回線OFFのスマホの構成でUBERを呼んで、乗車の際にドライバーから
おめー、何度も連絡したのに何で連絡返さないのよ?!
みたいな文句を早口で言われたことがあります。
(まぁ何言っているか良くわかんなかったので、ヘラヘラ対応しましたが)
Zip Sim(設定が超簡単なSim)のようなプリペイドSimの活用をするのが一番簡単な対応ですが、そうしない場合はドライバーとの連絡にリスクがあることを理解した上で、適切に対応する努力が必要ですのでご注意ください。